Ubuntu 7.04 をインストールした後に行う作業を紹介します。
作業内容はコンソールの文字化け対策、各種ネットワークの設定の確認を行い、インストール済みのパッケージを最新のものへとアップデートを行います。
テキストエディタ vim のインストール
デフォルトでインストールされている vi の使い勝手が良くない(最低限の機能のみを持った vim-tiny がインストールされています。)ため vim パッケージをインストールします。
コンソールの文字化け対策
Ubuntu のインストーラーで日本語を選択した場合、インストール後のコンソールでも日本語を出力しようとして文字化けしてしまいます。
サーバーマシンには日本語を表示する必要がないので日本語表示をストップする方法を用いて文字化け対策を行います。
.bashrc ファイルの最後の行に以下を追加します。
source コマンドを使って設定した環境変数を有効にします。
ネットワークの設定
ネットワークの設定はインストール時に行いましたがここでは確認の意味で設定ファイルをのぞいてみましょう。
まずはネットワークインターフェースの設定を確認します。
# and how to activate them. For more information, see interfaces(5).
# The loopback network interface
auto lo
iface lo inet loopback
# The primary network interface
auto eth0
iface eth0 inet static
address 192.168.0.2IP アドレス
netmask 255.255.255.0ネットマスク
network 192.168.0.0ネットワークアドレス
broadcast 192.168.0.255ブロードキャストアドレス
gateway 192.168.0.1デフォルトゲートウェイ
# dns-* options are implemented by the resolvconf package, if installed
dns-nameservers 192.168.0.1
dns-search ubuntud.com
サーバーが名前解決に使用するネームサーバーの設定は /etc/resolv.conf ファイル使って行います。
nameserver 192.168.0.1ネームサーバーの IP アドレス
パッケージのアップデート
最後にインストール直後の Ubuntu のパッケージを最新のものへと更新する作業を行います。
ここで sudo コマンドについて軽く説明しておきます。
Ubuntu ではインストール時に登録したユーザーが管理者として扱われますが、root の権限は持っていません。
Ubuntu で root 権限が必要なコマンドを実行するためには sudo コマンドを使います。
まず以下のコマンドでパッケージの最新のリストチェックします。
続いて更新されたパッケージのダウンロードとインストールを行います。