OpenSSH 公式サイト から OpenSSH のソースファイルをダウンロードしてインストールを行います。
OpenSSH のインストールと実行には zlib と OpenSSL が必要です。
ここでインストールするバージョンは 4.5p1 です。
OpenSSH ユーザーの作成
OpenSSH はプロセスに root 権限を与えないように Privilege Separation(特権分離)という機能がデフォルトで有効になっていて、この機能を利用するためには sshd ユーザーが必要です。
# groupadd sshd
# useradd -g sshd -c 'Privilege-separated SSH' -d /dev/null -s /bin/false sshd
# useradd -g sshd -c 'Privilege-separated SSH' -d /dev/null -s /bin/false sshd
OpenSSH のダウンロードとインストール
OpenSSH のインストールと実行には zlib と OpenSSL が必要です。
ソースファイルを使ったインストール方法は zlib のインストール と OpenSSL のインストール を参照してください。
apt-get を使って zlib と OpenSSL をインストールする場合は以下のように実行します。
# apt-get install zlib1g-dev libssl-dev
OpenSSH のソースファイルを OpenSSH 公式サイト からダウンロードしてコンパイル、インストールを行います。
# wget -P /usr/local/src ftp://ftp.openbsd.org/pub/OpenBSD/OpenSSH/portable/openssh-4.5p1.tar.gz
# mkdir /usr/local/openssh-4.5p1
# cd /usr/local/src
# tar xzf openssh-4.5p1.tar.gz
# cd openssh-4.5p1
# ./configure --prefix=/usr/local/openssh-4.5p1
# make
# make install
# mkdir /usr/local/openssh-4.5p1
# cd /usr/local/src
# tar xzf openssh-4.5p1.tar.gz
# cd openssh-4.5p1
# ./configure --prefix=/usr/local/openssh-4.5p1
# make
# make install
— configure オプションの解説
- インストール先のディレクトリを設定します。
- –prefix=/usr/local/openssh-4.5p1
OpenSSH のディレクトリを /usr/local/openssh としてアクセスできるようにシンボリックリンクを作成します。
# ln -sfn /usr/local/openssh-4.5p1 /usr/local/openssh